
商業都市ボース
商業が盛んで活気にあふれたリベール第2の都市。エレボニア帝国との交易も行われており、北のハーケン門を経由して多くの物資や旅行者などがここボースに集まってくる。街の中央にはボースマーケットと呼ばれる巨大な屋内市場があり、食料品、衣類、雑貨、家具、書籍といったあらゆるものがここで手に入る。
地方都市ロレント
リベール北東に位置する地方都市。主要な産業は農業と七耀石(セプチウム)の採掘。北部のマルガ鉱山では、七耀石の一種、翠耀石(エスメラス)などがとれる。街の象徴でもある時計塔は、10年前のエレボニアとの戦役の際破壊されたが、その後市民の手によって再建された。エステルたちの住むブライト家はこのロレントの街の南西のはずれにある。
王都グランセル
リベールの首都。女王の住むグランセル城をはじめ、七耀教会の大聖堂、王立競技場(グランアリーナ)、各国の大使館などあらゆる重要機関が集中するリベールの政治・文化の中心地。毎年、女王の誕生祭には武術大会なども開かれており、国の内外から多くの観光客が訪れる。
グランセルのある王都地方は《アーネンベルク》と呼ばれる堅固な城壁に囲まれており、10年前の百日戦役のおりには、リベールにあって唯一帝国の占領から逃れた。またグランセルの東にはリベール王家の小宮殿《エルベ離宮》があり、普段は市民の憩いの場として開放されている。
海港都市ルーアン
リベールの西、アゼリア湾の入り口に面した海港都市。かつては船を使った水運業で栄えていたが、飛行船による空中輸送に押されて、年々荷卸しの量が減っている。海岸沿いには白壁の家々が立ち並んでおり、近年ではその美しい景観を利用した観光業が盛んになりつつある。ルビーヌ川をまたぐように広がった街の真ん中には《ラングランド大橋》と呼ばれる跳ね橋があり、毎日決まった時刻に跳ね橋が上がるようになっている。
工房都市ツァイス
リベールのオーブメント産業の中心都市。街の地下にはオーブメント工場が広がっており、照明から飛行船の部品まであらゆるものが製造されている。ツァイスのオーブメント技術の高さは大陸でもトップレベルであり、しばしばその技術を巡って他国とのトラブルが発生している。中央工房と呼ばれる施設が街の中心であり、そこの工房長が市長としての役割を担っている。
エレボニア帝国
リベールの北にある『黄金の軍馬』を紋章に掲げる巨大帝国。強大な軍事力を持っており、10年前にはリベール王国への侵攻を謀っている。
カルバード共和国
リベールの東にある、比較的歴史の新しい民主国家。東方の移民を受け入れているため、多様な文化背景を持つ。大陸西部の覇権を巡って、事あるごとに帝国と対立している。
リベール王国
本編の舞台となる、豊かな自然に彩られた伝統ある王国。周辺諸国より国力では劣るが、豊富な七耀石(セプチウム)資源と優れた技術、巧みな外交政策によって対等な関係を築いてきた。10年前、北のエレボニア帝国から大規模な侵略を受けたが、現在は、老女王アリシアⅡ世の治世のもと誇り高き平和を保っている。

神秘のエネルギー《導力》で動く機械仕掛けのユニット。内部には七耀石(セプチウム)を加工した回路が格納されており、その機構に応じて様々な現象を起こすことができる。50年前に発明されてから、またたく間に大陸全土に広がり、照明・暖房・通信・兵器・魔法・飛行船など様々な技術に応用されていった。

黒い半球体をした導力器(オーブメント)。周囲のオーブメントを無力化する
<導力停止現象>
を引き起こすなど、現代の技術では不可解な現象を引き起こす。《ゴスペル》というのが本当の名らしいが、誰が何のために作ったのかは今のところ不明である。

大陸各地に支部を持つ《遊撃士(ブレイサー)》のギルド。民間人の安全と、地域の平和を守ることを第一の目的とし、魔獣退治・犯罪 防止などの要請に応じて遊撃士を派遣する。その国際性・中立性から国家間紛争の仲裁なども行なっており、10年前には、リベール王国とエレボニア帝国の講和に一役買った。

ゼムリア大陸で最も広い信仰を集めている《空の女神エイドス》を信奉する宗教組織。古代《ゼムリア文明》を崩壊させたとされる《大崩壊》の直後に初期の教会は成立し、混乱のただ中にあった民衆を導いたと言われる。導力革命以降、その影響力はやや低下したが、学問・教育・医療などの分野においていまだ民衆を啓蒙する立場にある。

老女王アリシアⅡ世によって治められる小国。北は強大な軍備を持つエレボニア帝国、東はカルバード共和国という強国に囲まれながらも、巧みな外交手段によって対等な関係を築いてきた。近々、アリシア女王の提唱でその両国との不戦条約が結ばれることになっている。条約締結にあたって、外国からの要人なども多く集まることから、会場となるエルベ離宮をはじめとした王都周辺の警備が強化されている。

リベールの北にある『黄金の軍馬』を紋章に掲げる巨大帝国。強大な軍事力を持っており、10年前にはリベール王国への侵攻を謀っている。

リベールの東にある、比較的歴史の新しい民主国家。東方の移民を受け入れているため、多様な文化背景を持つ。大陸西部の覇権を巡って、事あるごとに帝国と対立している。

情報部の企てたクーデター計画をはじめとし、リベール各地で起きた不可解な事件の背後に見え隠れする謎の結社。その存在も目的も謎に包まれているが、ヨシュアの過去と深い関わりがあるようだ。クーデターのおり、リシャール大佐の片腕として動いていた情報部特務部隊の隊長「ロランス少尉」はどうやらこの組織に属しているらしい。